ちくわとあんみつの日記

愛猫のちくわとあんみつが、日常の他愛もないことを日記に綴ります。

2025年7月12日 「ぼくだって、旬を味わいたい」

今日は、父ちゃんと母ちゃんが晩ごはんのときに、とっても楽しそうだった。何がそんなに嬉しいのかとこっそり見ていたら、テーブルの上には、緑色のつやつやした豆と、黄色い粒がギュッと並んだ棒みたいなものが山盛りに置かれていた。しかも父ちゃんは「くぅ〜っ、これだよな、夏は!」なんて言いながら、冷たいビールまでグビグビ飲んでた。

母ちゃんは笑いながら「旬のものを食べるって、体にもいいし、やっぱり美味しいよね」って言ってた。そう、それが「旬」というやつらしい。なんでも、今の季節に一番美味しい食べ物のことなんだって。なるほど、確かに父ちゃんも母ちゃんも、いつもよりテンション高めだった。


 

 

だけどさ、ぼくだって猫なりに、季節の移り変わりを感じて生きてるわけよ。最近じゃ、床が冷たくて気持ちいいし、窓から入ってくる風も、ちょっとだけ草のにおいが強くなってる気がする。エアコンの風はちょっと苦手だけど、それでも夏は夏で好きなこともある。

でも、ぼくには「旬の味覚」ってやつがないじゃないか。カリカリもウェットフードも、年中同じ味。たまにご褒美のちゅ〜るが出てくるけど、それも春夏秋冬いつでも一緒。どうして人間は枝豆とかトウモロコシとか、いろんな季節の食べ物を楽しめて、猫は一年中変わらないの?

せめて、ぼくにも「夏の猫ごはん」みたいなのがあってもいいんじゃない?例えば、涼しげなゼリー仕立てのツナとか、ひんやり冷やしたささみ風味のスープとか。ほら、ちゃんと「夏限定」とかパッケージに書いてあると、こっちの気分も盛り上がると思うんだけどなぁ。

 

母ちゃんがテーブルの上で「これは今年の新潟産よ。甘くて粒がぷちぷちしてて最高!」って言いながらトウモロコシをほおばってたけど、その匂い、ぼくにも届いてるよ?ちょっとくらい分けてくれてもいいのにさ。ぼくが目をキラキラさせて見つめてるのに、母ちゃんは「だめだよ〜ちくわ、これは猫には合わないの」と笑って、お水を取り替えてくれただけだった。

父ちゃんは父ちゃんで「ちくわも夏を感じたいよなあ」と言いながら、うっかりトウモロコシの粒を落としてくれないかなと思ってたけど、結局なにも落ちてこなかった。

いいもん。ぼくだって、涼しい場所を見つけてゴロゴロしたり、窓から風のにおいを嗅いだりして、ちゃんと夏を満喫してる。朝方のひんやりした時間に廊下で伸びきって寝転ぶのなんて、最高の贅沢だよ。…でもやっぱり、「旬の味覚」ってのも、ちょっと気になるなぁ。

ねえ母ちゃん。猫用の夏野菜スープとか、開発してくれないかな?そのうち「猫だって季節を味わう時代」ってやつが来る気がするよ。