
にゃーん。
白茶猫のちくわ、8歳です。
最近、父ちゃんの様子が少しおかしい。
朝起きるとスマホを見る。
昼休みにもスマホを見る。
夜になってもスマホを見る。
前はポイ活に夢中だったけれど、最近は違う。
画面を見ながらこう言うのだ。
「あと1,200歩!」
「今日は8,000歩か〜」
「よし、散歩してくる!」
どうやら父ちゃんは最近、「歩数」を集めているらしい。
今日はその不思議な行動について書こうと思う。
健康ブーム到来
きっかけは健康診断だった。
先日、父ちゃんが会社の健康診断から帰ってきた。
少し難しい顔をしている。
母ちゃんが聞いた。
「どうだった?」
すると父ちゃんは頭頂部をポリポリかきながら言った。
「運動不足って言われた……」
それ以来である。
父ちゃんは突然、健康に目覚めた。
スマホが父ちゃんを歩かせる
最近のニュースでもよく見る。
健康アプリ。
スマートウォッチ。
歩数計。
運動管理。
どうやら今、人間界では健康管理アプリが大人気らしい。
父ちゃんもその流行に乗ったようだ。
スマホを見るたびに、
「今日は何歩歩いたかな」
と確認している。
猫には理解できない
しかし。
ぼくにはわからない。
なぜ歩数を数える必要があるのか。
歩きたければ歩く。
眠ければ寝る。
お腹が空けばご飯を食べる。
これで十分ではないだろうか。
実際、ぼくは毎日幸せだ。
父ちゃんの夜の散歩
ある日の夜。
夕食後。
父ちゃんが突然立ち上がった。
「あと700歩足りない!」
そう言って外へ出て行った。
母ちゃんは笑っている。
あんみつは不思議そうな顔。
ぼくは窓から見送った。
そして20分後。
汗だくで帰宅。
達成感に満ちた表情。
「よし!10,000歩達成!」
なぜそこまで嬉しそうなのだろう。
ちくわも歩数を測ったら?
そこで考えた。
もし猫にも歩数計があったら?
朝、ご飯を食べる。
窓辺へ移動。
昼寝。
寝返り。
また昼寝。
夕方、ご飯。
夜、寝る。
……。
たぶん父ちゃんより少ない。
いや、確実に少ない。
測らない方が幸せかもしれない。
あんみつは意外と歩いている
ところが妹のあんみつは違う。
家中を探検。
窓から外を見る。
父ちゃんの後をつける。
母ちゃんの様子を見に行く。
気づけばいつも動いている。
もしかすると我が家で一番健康なのは、あんみつなのかもしれない。
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人間は数字が好き
ポイ活。
体重。
歩数。
睡眠時間。
最近のニュースを見ると、人間は何でも数字にしたがる。
数字が増えると嬉しい。
目標を達成すると嬉しい。
たぶん父ちゃんもそうなんだろう。
でも猫は違う。
ぼくたちは今日の幸せを数えない。
感じるだけだ。
父ちゃんの本当の目的
そんな父ちゃんだけど、最近少し変化があった。
散歩の帰りに公園へ寄るようになった。
季節の花を見る。
空を見る。
近所の人と挨拶する。
前より少し楽しそうだ。
母ちゃんも言っていた。
「健康のためって言ってるけど、気分転換にもなってるんだろうね」
なるほど。
歩くことそのものより、
外へ出ることが大切なのかもしれない。
今日のまとめ
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最近は健康管理アプリや歩数計が人気
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ウォーキング習慣が健康維持に注目されている
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歩数目標を設定する人が増えている
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適度な運動は心と体の健康に役立つ
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猫は数字を気にしないが、人間には目標が必要らしい
おわりに
今日も父ちゃんはスマホを見ながら言った。
「あと500歩!」
そして外へ出て行った。
ぼくは窓辺でその姿を見送る。
少し前ならソファでゴロゴロしていた時間だ。
でも最近の父ちゃんはなんだか楽しそう。
歩数が増えると嬉しい。
健康になると嬉しい。
そういう気持ちは、もしかしたらぼくがご飯の時間を待つ気持ちと似ているのかもしれない。
ただし。
ぼくは思う。
10,000歩も歩くくらいなら、
その分カリカリを食べたい。
それが猫という生き物なのである。
おしまい。